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傷官という星については最も象意が複雑で
難解な星であると言われています。
一般に、感受性、直感力、インスピレーションの星で
良く出れば優秀性、特殊才能、表現力豊か、となりますが、
凶意も強く、繊細すぎたり、毒舌だったり、不安、不満がたまりやすかったり
けがや事故、手術、入院、通院との縁があったりします。
傷官を持っている人の特色としては、
頭が切れる人が多いです。女性であれば才媛、
見た目は綺麗め、細い人が多いです。
ただし口は悪い人が多いです。不満や不安があれば
ストレートに態度に出ます。感受性が特別強い分、
人が感じる以上のことを感じとり、アウトプットもそのレベルでする為
他人から見ると激情型、攻撃的に見えてしまいます。
自身、傷官を二つ、
さらに食神と干合含めれば洩星だらけ、過傷官の命式なのですが、
ここにさらに歳運や月、日で傷官が巡ったりすると
かなり感傷的、感情的になり、心の中のうねりが活発になります。
トラブルにもなりやすく、特に地支に沐浴が来たりすると
心身ともにストレスが溜まり、人間関係も荒れてしまいます。
傷官の気勢や同柱の十二運は休囚が良く、
沐浴や旺相する地支が付くと凶意が増すとも言われています。
実際には自洩のバランスが大切でしょう。
傷官が吉として働く命式としては、
天干が自星⇒食傷⇒財と流れる命式です。
食傷生財格といわれ、傷官の才能が財を生む命式です。
また、印星があれば傷官を制化しますので印綬傷官格となり
これも良い命式となります。
では、官星が来るとどうなるか。
傷官とは元々官を剋すということから付いた名前とされています。
官とは正官であり、仕事、名誉、夫の象意がありますので
これを剋すということは仕事や夫婦関係に問題を生じることにつながります。
よって一般に傷官は凶星とされるのです。
つまり、傷官と正官、偏官は命式内に隣接したり、
同じタイミングで巡ったりしない方が良いということです。
この考え方をさらに五行の特性を踏まえて細かく分類したのが
傷官十式
というものです。
日干によって傷官の五行も変わりますので
それに合わせた性質の変化を表しています。
日干 甲乙⇒丙丁傷官は官の旺ずるを要す。
日干 丙丁→戊己傷官は傷し尽くすを要す。
日干 戊己⇒庚辛傷官は官を去って吉。
日干 庚辛→壬癸傷官は官を見るを喜ぶ。
日干 壬癸⇒甲乙傷官は財官に吉。
この中で、剋=凶ではなく、剋用の妙、
剋することで却って傷官が絶妙の働きをする場合があるという
作用について触れられています。
簡単な説明↓
日干甲乙⇒丙丁傷官
日干が木、傷官が火、官が金です。木が生じた火が金を鍛錬し
良い刃物を作ります。このバランスが良ければ吉となります。
火と金が強すぎると、日干の木を痛めてしまうので中庸くらいが良い。
日干丙丁⇒戊己傷官
日干が火、傷官が土、官が水です。
火が燃え尽きて生じた土は燥土で、そのままでは役に立たない。
(水分を含まない土は畑土にも鉱石を含む土にもなれない。)
よって傷官は有用とはならず、休囚が良い。
多ければ財、印で抑える。
印綬(水気)が旺相していれば傷官を制化して印綬傷官格となる。
日干戊己⇒庚辛傷官
日干が土、傷官が金、官が木です。
元々強固な金は刃物であり、官星である木を決定的に傷つけてしまう。
木にとって剪定は必要だが、切り過ぎれば育たないし、枯れてしまう。
よってこの場合傷官は弱い方がよく、もともと強い場合は
官が来ない方が荒れない人生となる。(官去って吉)
日干土が有用であるためには、印(火)だけでは不足で
、財の水気が必要となる。よって土⇒金⇒水と流れる傷官正財の形が良い。
日干庚辛⇒壬癸傷官
日干が金、傷官が水、官が火となります。
火と水のバランスが良ければ良い金の器ができる。
よってバランスさえよければ傷官が吉となる。
水は知性であり、傷官の優秀性をさらに高めるため、
水の傷官を持つ人は特別優秀であることが多い。
日干壬癸⇒甲乙傷官
日干が水、傷官が木、官が土となります。
日干の水は流動体であり、もともと冷たい性質。
したがって温める火(財)と形を固定するための器(土、官星)を欲します。
よって財、印で傷官を制化するのが良い。
傷官も五行の持つ元々の特性によって
様々な変化をするようです。
もともと強固な特性を持つ金気が傷官となる場合は
特に争いに注意が必要のようです。
火、水が傷官となる場合は比較的吉面が多くなります。
傷官は特に年上、月上にあると強く働くと言われています。
大過して凶が目立つ場合は財に流すか印で制化するのが良いです。
具体的に言えば財は商売。印は学習、学ぶということです。
読書なんか落ち着いて、良いと思います。
技術や資格取得の才能があると言われていますので
官を剋して会社勤めに向かない場合は特殊な技術が
必要な世界で生きるというのも良いです。
感受性が強いので細かいことに拘り、過大なアウトプットをするので
子どもの頃は問題児扱いされるかもしれません。
この星を持つと小さい頃はいじめにも遭いやすいです。
けがや交通事故にも遭いやすい。
私もそうでしたが親は大変かもしれませんね。
ですが印の制化が必要ということから分かるように
この星にとって必要なのは親(印)です。
特に印綬(母親)の影響が重要です。
食傷は伝達本能ですので、よく話を聞いてあげることが良いでしょう。
アウトプットの仕方を破壊的、衝動的なものから
違ったものに変換してあげることも必要かもしれません。
繊細な感性は人以上に様々な感情をため込んでいます。
こうしたものをなにで放出するのか。
文章、絵、ダンス、歌、楽器演奏、スポーツ、芸術
様々なものがありますが何かで放出しないとストレスがたまるのが食傷です。
生涯を通して趣味を持つのが良いでしょう。
また、財や印を多く持つ人と接するのも
良いです。
女性の場合は傷官が正官(夫)を剋してなかなかうまくいかないということがあります。
とはいえ私の知人で傷官の強い女性でも結婚している人は大勢います。
この場合、旦那さんは知性的で優しい人ですね。
傷官は繊細で口が過ぎることがありますが、その凶面を受け入れるだけの
優しさや知性がある人。これも財と印ですね。
比肩や官星、傷官などの男星が多い人は気が強いので夫に向かないでしょう。
傷官をもつ女性は特に毒舌によって夫や周囲を困らせないよう
少し気を使いましょう。自分が気にしなくても予想以上に相手を傷つけてしまう
ということがあります。
自分がされて嫌なことはしない、言わない。
とはいえアウトプットが必要な星ですので何か趣味的なもの
打ち込めるもの、学べるもの、自己表現できるものを探しましょう。
それによって内的な感情が発散され心の健全さを保つことができるはずです。