私たちの内側からすべてが始まります。
そのため、食物は特に注意が必要です。
摂取する物は、身体と身体を覆っているエネルギーにダイレクトに影響します。
食物と環境は想念を生み出し、その思いの結果である行為を決定づけるのでとても重要です。
精進料理にもみられる霊性の向上に優れた植物性の食材や、サトウィックフードと呼ばれる清浄な食物は、私たちの心や身体ばかりでなく、魂にも影響を与え、肉体を覆うエネルギーを綺麗にしてくれるソウル・フードです。
身体に有益なものや摂取に関する内容をアーユルヴェーダやスワミ(サティヤ・サイババ) 、マイトレーヤ、覚者の意見を交えてご紹介します。(自己実現に向かって)私たちのエネルギーを高め輝かせましょう。
🔷オーガニック(有機・有機栽培)、無農薬や自然農法、無添加
野菜や穀物などの農作物は、出来るだけ自然の物を摂取し、無添加の自然由来で作られた食品などが安全です。また、必要以上に食べ過ぎない事も大切です。
🔷軽食、消化機能
アーユルヴェーダでは、消化しきっていない状態で次々に重い食物を摂取すると、未消化物〈アーマ〉の毒が発生し、胃腸粘膜に付着し様々な体調不良をもたらすとされています。
時々か1日の1食は消化の良い軽いもので済ませるか、消化の良い軽い物を少量づつ数回に分けて食べるなど工夫をして、胃腸を空っぽにして休ませるか、胃腸に負担をかけないようにすることが大切です。
蒸した野菜は、栄養価も破壊されず消化に良いのでスワミも勧めています。
🔷ファスティング(断食)
優れた効果がありますが、難しい場合は、フルーツや生野菜、スムージーだけのプチ断食、午後だけの断食でも効果は大きいのです。
食事を制限することで身体が軽くなり、詰まりが取れてエネルギーの流れも良くなり、チャクラも良い状態に調整されます。
〈私はその時々で、必要な食物を摂ったり、身体から不要な物が出ると、頭頂のクラウンチャクラが調子よくクルクルと螺旋状に回転し始めますが、逆に、疲れ
ときや不調のとき、消化が重い時、便秘の時は、止まっているか回転が悪くなります。身体はとても正直です〉
🔷タンパク質
ヨガ、スポーツ、エクササイズやワークアウトために筋力や体幹を維持したい場合は、食事のたびにタンパク質を切らさないようにした方が良いでしょう。
大豆製品、豆類、ナッツ類、穀類、良質な乳製品などは、サトウィックフードです。
霊性面の健康を促進するものは ” ビタミンB12 ” で、種子や豆が発芽する際にタンパク質やビタミン(特にB12)が大幅に増えるとスワミが伝えています。スプラウトはとても優れています。
※部屋で簡単に様々な種類のスプラウトが栽培できるキットも売られています。
スワミは、ミルク・ヨーグルト・フルーツ・木ノ実は、建設的で高潔な、霊的な想念を生み出すと伝えています。
D. K. 覚者は、ミルクと蜂蜜は、天帝サナット・クマラが金星より地球に持ってこられた優れた食物だと伝えています。ただ、日本の蜂蜜は殺菌されており(それでも栄養と消化吸収が高いですが)、さらに効果を求める人は、やや高価ですがマヌカハニーをお勧めします。
牛乳は質の良い安全なものを飲んでください。安価なものは、乳牛にホルモン剤を使用している場合があります。
※余談ですが、人間の魂の進化も霊的な教えも食物に至るまで、地球は金星より沢山の恩恵を受けて存在しています。
⚫︎霊的な道を行く人は……
避けなければいけないのが動物の肉などの激性の食物です。身体に取り込んだ動物の血(動物の性質やネガティヴな感情など)を人体から浄化するのに大変長い年月がかかると言われています。食物、頭脳(知性→識別)、神の三つには相互関係があり、動物的傾向を呼び起こさないことが肝要です。そして、アルコールを避けることで、人格や内面、瞑想に驚くほど変化が出てきます。
〈私は、24年程前から自然に食べなくなりました。そのきっかけは、内在の神と内在のスワミに肉を食べさせることはできないと強く感じたからですが、しばらくすると動物たちに対するアヒムサ(慈悲) から、そういった食品全般のコーナーにすら近寄れなくなりました〉※ アヒムサ…非暴力のサンスクリット語
肉食する方は、どうぞ動物たちの命に感謝してください。感謝のエネルギーは、浄化や癒し(また供養) に繋がります。
マイトレーヤは、アメリカで暴力や犯罪が多発する理由として、こってりとした赤い血の肉を摂取しているからだと述べています。
私たちは、摂取する物の性質(エネルギー) を取り込んでいます。草食動物と肉食動物の性質を見ればその有り様は明白です。人間の中にある獣性を根絶やしにするために、ヨーガや仏道や霊性の道を行く者には、菜食の重要性が説かれます。
(ただ、自己実現を果たしたイニシエーターともなれば、それらの影響も受けないようになるようですが、もはや低い性質のものを好まないでしょう)
🔷フルーツや青菜、その他の野菜
ビタミンの他、酵素の働きで血液を浄化し、細胞膜や皮膚などを強化し、自然治癒力を高めて身体を綺麗にしてくれるなど効果は絶大です。野菜は、優しく穏やかに作用する一種の薬草でもあるサトウィックフードです。食物酵素は熱に弱いため、出来るだけ生で食べてください。スワミも青菜の優れた効果を勧めています。新鮮なものは、沢山のプラーナ(生命エネルギー)を含んでいます。また、人参は骨を強化するそうです。
室内の水耕栽培の野菜などもありますが、露地栽培でお日様に当たって元気に育ったものは、生命力に溢れています。微細ですが、そのプラーナは、身体に影響してきます。
果物は、出来るだけ午前中に食べるのが良いのです。” 金 ” の価値があると言われています。時間が遅くなるにつれてその効果が下がっていきます。
※ D. K 覚者は、フルーツの中でも柑橘類に勝るものはない、と柑橘系の効果を絶賛していますので、特におすすめです。
🔷ナッツ類
栄養価が高く、豊富なビタミン、食物繊維や良質な脂肪酸を含む優れた健康食です。
また野菜、フルーツ同様に、生のナッツ類も、聖者や修行者が好む、霊的進歩に欠かせないサトウィックフードです。
ただし、種や木の実は脂肪分が豊富なため、ダイエット中の人は要注意です。
⚫︎生のアーモンドの効果
1日3粒 ほど摂る事で、あらゆる成人病や現代病を抑制すると言われています。(⚠️生アーモンドの青酸配糖体の成分による毒性が強まるため最高3個までです。微量の毒性が病気の予防になります。)
※スワミは1日3粒、エドガー・ケイシーの場合は、4粒までを勧めています。
🔷食用オイル
身体に滋養と栄養を与え、皮膚や身体の組織を強くし、腸壁を綺麗にし老廃物を除去し排泄を促してくれるデトックス効果の高いオイルです。摂り過ぎれば逆に詰まりの原因になるので適量が肝要です。
⚫︎オイルの種類
エクストラ・バージン・オリーブオイル
オレイン酸や抗酸化物質を豊富に含み酸化しにくく
血中の悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
えごま油、亜麻仁油、ウォールナッツ(胡桃)オイル、チアシードオイルなど
オメガ3 (オメガ3系はαリノレン酸が主成分で体内で作ることができない必須脂肪酸) が豊富なオイルは、血液をさらさらにし、動脈硬化などの循環器系のあらゆる疾患に効果があります。また、代謝を促す働きがあることからダイエットや美容効果にも優れています。その他に、アレルギーによる炎症を鎮めたり、抑制効果もある優秀なオイルです。
※注意点は、えごま油や亜麻仁油は酸化しやすく熱に弱いのドレッシングに適しています。
ココナッツオイル
成分である中鎖脂肪酸は、酸化しにくく肝臓ですばやく分解されるためすぐにエネルギーになり、認知症の予防効果も高く、体内の脂肪を分解しダイエット効果も栄養価も高いオイルです。
肌の炎症を抑える効果もあります。
〈我が家では、子どもがオムツでかぶれた時に、食用のココナッツ オイルを塗っていましたが、翌日には、すっかりツルツルのお肌に回復するほど優れた効果を発揮しました。無精製の食用オイルでも、敏感肌でなければ、女性のお肌にも効果があります。アーユルヴェーダの智恵です〉
ギー・オイル
無塩バターや純生クリームから、水分やたんぱく質などの不純物を取り除いた治療や薬効効果に優れた最も純度の高いオイルです。
で詳しくレシピを紹介しています。
ごま油
抗酸化物質を豊富に含み酸化しにくく、ホルモンバランスを整え、力を与え老化を抑制し、様々な用途に有益な万能オイルです。
※アーユルヴェーダでは、キュアリング(加熱処理)した精製ごま油を使ったオイルマッサージやオーラルケアなどがありますが、栄養価も高く、特に体内外の浄化に優れた効果を発揮します。
⚠️体調不良や生理の時にオイルマッサージをすると具合が悪くなります。避けてください。
ひまし油
食用オイルではありませんが、ひまし油の温湿布も身体の毒素を排泄し、免疫力・自然治癒力を高めるデトックス効果が高いオイルです。
いずれのオイルもコールドプレス(低温圧搾)製法ならば、時間をかけてゆっくり低温で圧搾するため、ビタミンや栄養素なども破壊されず身体にとても有効です。
🔷ハーブや緑茶
ハーブティーや料理で利用する場合は、無農薬を購入してください。
緑茶は、茶畑を病害虫から守るために散布されます。一般的に高価なものほど農薬を使用しており、無農薬品を購入した方が安全です。
⚠️ハーブや精油は女性ホルモンに直接作用します。通経作用のあるものなど、妊娠期間に使用してはいけないものがあるので注意が必要です。
どのようなお茶も利尿作用があり、滞留を促してくれます。活性酸素を除去してくれるルイボスティーのようなものもあり用途で選んでください。ただし、安眠のために就寝前には飲まない方がいいです。
🔹甘酒
米麹を使って作った甘酒は日本古来からの優れた健康飲料です。ブドウ糖が豊富で飲む点滴と言われています。特に暑く体力を消耗する日本の夏には効果的です。冷たくして飲むのがお勧めです。炊飯器で簡単に作れます。※甘酒は、筆者のお勧めです
🔷コーヒー
コーヒーに関しては、様々な効果や意見があり賛否両論ですが、瞑想をしているならば、コーヒーの刺激がエーテル体を破壊すると言われているため避けた方がいいでしょう。穀物やタンポポやチコリの根のコーヒー(粉末飲料) などは、身体にとても優しい飲み物です。
〈私は、チコリの根のコーヒーを毎日摂取していた時に全く風邪を引きませんでした。チコリのコーヒーは ” 自然食品やオーガニックのお店 ” や ” 成城石井 ” にあります〉
※もし、これからヨーガや瞑想をしたいという人がいれば、コーヒーばかりでなく、刺激物はラジャス(激性)の性質があり、神経系統に悪影響を及ぼし、エーテル体を通じて肉体に作用します。瞑想と集中、また心と感覚の制御の妨げになりますから注意が必要です。(自分のいる環境も同じくです)
良い環境で、良い食物を摂ることにより、思考も感情も安定し身体全体がクリアーになっていきます。エネルギーの流れがスムーズに働くようになると調和がとれ、集中力も増し、感覚が研ぎ澄まされ、より識別力がもたらされ、ます。瞑想をしていれば、効果も上がり直観が働きやすく
なってきます。
自分自身と調和が取れてくれば、自然界や宇宙、大いなる存在(神、宇宙)と繋がりやすくなります。
心が満たされて安定していれば、様々な外界の出来事に影響されにくくなり、心の平安を感じるようになるなど、沢山の恩恵がもたらされます。
最終的には、心をコントロールし、常に至福の中で生きることができるようになれば、私たちの魂の目指すところです。
魂の本質は喜びであり、神は至福です。
🔸祈りとマントラの効果
⚫︎祈り
神に食事を捧げることにより、その食事が清められます。心から感謝し祈ることが大切です。祈りは、聖なる光です。言葉は言霊、言葉はマントラです。
⚫︎マントラム
食事の前に唱えるマントラがあります。マントラを唱えることで食物と周囲の環境が浄化され純化され、聖なる食事となります。今回はそれぞれの概要のみ記載します。
Gāyatrī Mantra ガヤトリー マントラ
ガヤトリーは、マントラの中でも非常に強力です。
いつでも使用できますが、正しく覚え唱えることが肝心です。ヴェーダの一部であるマントラは、シャーストラ(天啓聖典)を通じて降ろされた神からの賜り物です。
フード プレイヤー
Brahmarpanam ブランマールパナム
Gāyatrī Mantra ガヤトリー マントラ
(サティヤ サイババによる)
私たちが常に豊かで
愛と光と祝福の中にありますように
愛と感謝を込めて