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2017年9月21日。
９月４日（火）１０時～１９時
８月３０日締め切り
A病院入院3日目。
本当に最後の治療。
肝動注化学療法を行うために必要となる手術。
この日は、その肝動注カテーテル留置の手術が行われる日でした。
妻の体調は朝から非常に悪い。
どこかが痛いとか
気持ち悪いなどの症状以前に。
意識が朦朧とし、はっきりしない。
曜日や数字なども平気で間違えるし、
私と会話をしながら寝てしまう。
痛みで苦しむよりはマシかもしれないけど。
妻と会話が出来ないのは辛かった。
でも夜になってくると調子が良くなってくる。
チャンスとばかりに、大事な会話はそのタイミングでするようにしていました。
朝9時。
私と妻は院長先生の診察室にいました。
目の前には、これからの事を全て委ねる事になる老医師。
そこにいる全員が険しい顔をしていました。
「奥様の状態ですが、よく見ると肝臓だけでなく、肺の転移もかなり広範囲に広がっています。」
確かにそうだった。
肝臓は告知された当初から。
火を見るより明らかな腫瘍の広がり。
肝臓の半分以上を癌で埋め尽くすされていましたが、
肺については素人目では分からないほどでした。
それが今CTの画像を見ると、両肺全体に白い斑点が広がり、正常な黒い部分を覆い始めていました。
「このままでは手術が成功し、治療の効果があったとしても、先に肺でやられるかもしれません。それでも治療を受けますか？受けませんか？」
デジャブーか？
この場所で同じ人から同じ内容の、
究極の選択を迫られたのは2回目。
間違いなく
この老医師も乗り気ではない。
リスクを追ってまでして治療を行う意味は何か。
最期まで諦めないという姿勢か？
もう後には退けないという意地か？
最早そんな物ではありません。
それは。
妻の悲しむ顔を見たくないだけ。
今まで色んな治療をしてきましたが、妻はいつも前向きでした。
治療出来る事に喜びを感じており、
今回も妻は頑張りたいと言っていました。
妻を失望させたくない。
わずかな希望が消えた時。
終わりが確定する。
それだけは避けたかったのです。
私は老医師に。
それでも治療を施して欲しいと。
願いました。
手術の時間は夕方。
夕方までは
永遠に感じる程の長い時間。
妻と病室でゆっくりと過ごしましたが。
妻のせん妄も激しく。
重苦しい空気は。
鉛の鎧となり。
全身にのしかかるようでした。
手術の時間がせまり、
看護師に呼ばれ二人で手術室に向かいました。
手術室前で手を振り、
扉の向こうに消える妻を見て。
涙が溢れてきました。
そんな訳はないのに。
もう二度と会えないような。
妻が視界から消えていくという事が。
こんなにも侘しいものなのか。
痛感しました。
病室に戻り
ひたすら手術が終わるのを待ちました。
手術予定時間は1時間半。
一人になって改めて
今までの闘病生活を振り返る。
そして妻と過ごした幸せな日までさらに遡る。
出会い。
結婚して。
一緒に生活を始めた。
子供を授かり。
とても順調に進んだ人生。
子育ては大変だったけど。
乗り越えて楽しい苦労話になるはず。
未来は明るいはずだった。
そして今。
妻を失う。
絶対的に避けられない死が大切な存在を奪っていく。
色々な想いが巡り巡って。
ずっとずっと。
私は泣いていました。
気がつくと。
手術終了予定の10分前。
私は手術室の前のソファに移動し、妻の帰りを待ちました。
終わらない。。
予定を30分過ぎても終わらない。。
妻の身に何かが起きている？
恐ろしい想像が頭の中を駆け巡りました。
ガチャリと扉が開いて看護師が出てくる。
ようやく終わったか。。
私は安堵しました。
「手術室にお入りください。」
はい。。？
素直に手術室に入りました。
厳密には手術室の隣のモニタールーム。
放射線技師が忙しげにモニターをチェックしている。
壁がガラス張りになっており、手術室が見渡せる。
ガラス張りの向こう側には。。
横たわる妻の姿。
そして執刀医と思われる医師が2名と看護師2名。
手術は全く終わっていませんでした。
明らかに手こずっている様子。
術前は出血は少ないと説明されていたのに。
血まみれのガーゼが散乱しており、次から次へと新たなガーゼで出血する血を拭いている。
「ま、まだ終わってないんですか。。？」
放射線技師に聞いてみた。
「ええ。でもあと少しだと思いますよ。」
と言われてから30分以上待った。
ようやく手術が終わった。
執刀医の一人が出てきた。
「何か問題があったんですか！？」
「いや。血管が思ったより入り組んでて、入れたい所に中々入らなかったんです。でも大丈夫です。最後はいい所に入りましたよ。」
大丈夫か。。
何だか不信感しかない。
次は院長である老医師が出てきた。
「手術。終わりました。。か？」
するとおもむろに手術着を脱ぎ出し、私に持ってみなさいと進めてきました。
ズシリと重い。
「どうです重いでしょう？CTを撮りながらの手術だから放射線を浴びないように鉄の鎧を着て手術してるんですよ。」
呆気に取られました。
この状況で平然と自慢話を始めてきました。
「本当に大変なんですよ。あなたも着て立ってみるといい。どれだけキツイか分かる。」
も、もう分かりました。
そして私に冊子のような物を渡す。
「この治療法がいかに素晴らしいものかここに書いてますから。しっかりと読んで下さい。明日から少しずつ治療を開始します。一緒に頑張りましょう。」
手渡されたのはA病院のパンフレット。。
A病院の輝かしい経歴。
肝動注化学療法の素晴らしさ。
老医師の武勇伝。。
妻の手術は予定より1時間以上長引きました。
聞きたい事は山程ある。
何が起きていた。。？
その疑問、不信感。
苛立ち、焦り。
全てを吹き飛ばすくらいの潔さで。
老医師は立ち去って行きました。
完全に封じ込められました。
妻と病室に戻りました。
痛くなかったか？
辛くなかったか？
怖くなかったか？
妻は穏やかに大丈夫と答えてくれました。
妻の意識は相変わらず不明瞭。
せん妄が明らかに進んでいる。
でも明日から治療を開始すると老医師は言ってくれた。
少しだけど前に進んだ気がする。
成功したかに見えたこの手術。
忍び寄る悲しき不幸は。
癌によるものだけではありませんでした。
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子育て奮闘記も書いてます。コチラ。
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ふんばる子育て漫画更新！(8/9)
「泣かせ上手な娘。」
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パンフのご愛顧、感謝♪感謝♪
大阪府吹田市(梅田から電車で13分、新大阪から電車で7分のところにある緑地公園駅から徒歩7分)のアンシェントメモリーオイル・TCカラー・ワンセルフカードの資格が1日で取得でき、オリジナルセッションをお気軽に受けていただける自宅サロンSayuuです。
この度は数あるブログの中からご覧いただき、ありがとうございます
Sayuu(サユー)のさほです
自宅サロンを始めてみると・・・色々と心境に変化がありました。
そんなお話しをしてみようと思います
学生の頃、ファーストフード店やコンパニオンetcのアルバイトをやっていた時は、まるっきり学生気分でした。
上司や先輩に注意されても、自分が間違ってないと思ったら言い返す
「何で間違ってないのに謝らないとアカンのよー」的な(苦笑)
そんな学生だった私が、初めて社会人として就職した先は、銀行。
縦のものは縦、横のものは横。
上司が黒と言ったら例えそれが白だったとしても黒。
重箱の隅の隅までつつくような細かい仕事だらけ。
1円のミスも許されない。
早く、正確に、丁寧に。
んなもん、ロボットじゃあるまいし、人間はミスくらいするのに・・・。
というのが本音。
でも、学生の頃のアルバイトのように、上司や先輩に言い返すどころか、毎日毎日怒られてばかりの日々。
新入社員の頃は、もう本当に毎日辞めたかったです。
どんな言い訳も通用せず、完璧主義を求められる職場。
学生気分が抜けなかった私も、こういう環境下に置かれて半年もすると、立派な完璧主義者にならされていました。
本当の自分はドンブリ勘定で、おおざっぱな性格なのに
このスタンスは、結婚後色んな職業についても変わることなく『仕事は完璧主義者』
に私を変えてしまったんです
仕事に対してそんなカチコチ人間の私がいざ自宅サロンをやってみると・・・完璧主義はどーしても最初は抜けませんでした
生徒さんやお客様が遅刻するとイライラ
「遅れてくるなら電話1本くらいしてきたらえーのに」とか、生徒さんがせっかく高い授業料を払って受けに来ているのに、授業中うわの空だと「授業料もったいないやん。何でノートにメモとらへんの？」とまたイライラ。
ようするに、私は自分だけではなく生徒さんやお客様にまで完璧を求めていたんです。
そんなのって、自分がしんどいだけですよね。
最初はストレスが溜まっていた私ですが、自分の中でも色々と考え試行錯誤していくうちに、自然とだんだん視野が広がっていきました。
そう、子供の頃から大好きだった空や海を見る余裕が今までなかったんです。
空や海ってどこまでも広く大きく壮大に私たちを包んでくれていますよね
自分もそんな風になりたい。
大きな心でゆったりとした余裕を持って、人に接したい。
気負わず、肩の力を抜いて、リラックスして。
気付くと、自然とプライベートの自分のままで、自宅サロンを出来るようになっていました
今では、私のサロンには来てくださる方１人１人が私の人生の中で出逢う大切な人達で財産です
「こんな人もいるよね」
「こういう考え方もあるよね」
「自分の中の考えが全て正しいんじゃないよね」
空のように海のように、そんな気持ちで今ではいられるようになりました
もちろん、レッスンやセッションの準備にはしっかり手を抜かずやるし、お伝えする事、お教えしなければならない事はちゃんとしますので、ご安心を
今では、きっちり完璧にやらなければならないことと、おおらかに構えてて良いことの境目が分かるようになって、何より自分が楽になりました。
初めての所で初めましての人に初めてのことを教わったり、自分の心の中を話したりするのって、誰しも緊張して不安だと思うんですね。
私も、新たな事に挑戦する時、初めましての先生の所に行く時は「
私に出来るかな」「先生ってどんな人だろう？」と不安になっていました。
私に出来るかな」「先生ってどんな人だろう？」と不安になっていました。
じゃあ、どんな感じなら安心できるの！？
優しく物腰の柔らかい笑顔の先生やセラピスト、居心地の良い空間。
デス
自分のサロンに不安を抱えながら来てくださる方には、早く空間に慣れていただけるような居心地の良さを配慮し、分からなくて戸惑っている方には、優しく手を差しのべるような先生や セラピストでありたいと、常日頃から心がけています
貴方にとって、Sayuu(サユー)が、そして私自身が、理想となりますように。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました
～９月予約可能日～
(10月1週目の講座も掲載)
９月１６日（日）１０時～１７時
９月１１日締め切り
９月２６日（水）１０時～１９時
９月２１日締め切り
上記日程はお好きな講座やセッションをお選びください。
[さほオリジナルアンシェントメモリーオイル・リーディング講座]
９月５日（水） １０時～１５時
８月２９日締め切り
９月１８日（火） １０時～１５時
９月１1日締め切り
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【TCカラーセラピスト講座】
９月８日（土）１０時～１６時（昼休憩含む）
９月５日締め切り
１０月３日(水) １０時〜１６時(昼休憩含む)
９月３０日締め切り
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【ワンセルフカードセラピスト認定講座】
９月２１日（金）１０時～１６時（昼休憩含む）
９月１８日締め切り
１０月７日(日) １０時〜１６時(昼休憩含む)
１０月４日締め切り
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場所：当サロンSayuu (地下鉄緑地公園駅から徒歩７分の自宅サロン)
アンシェントメモリーオイル講座は
出張も 承ります。
ご予約・お問い合わせはこちから→
★上記以外の日程でもこちらとの都合が合えば一名様から開講いたします。
時間等もお気軽にお問合せください。
【イベント出展】
『癒しスタジアムIN大阪vol.55』
9月29日(土) 10時30分〜19時
アンシェントメモリーオイルで出展
詳しくはこちらから→
天満橋OMMビル 2F イベント会場
(地下鉄谷町線・京阪電鉄天満橋駅下車すぐ)
駐車場はございますが、なるべく
公共交通機関をご利用下さい。
入場料 : 大人1名様500円(お子様無料)
(何度でも再入場可能)
♥️イベントのパンフレットの右下に無料優待券2枚(大人2名様まで無料)がついています。
お1人様2枚まで(大人4名様まで無料)特別に
パンフレットを郵送させていただきます。
より、予約内容・注文内容の欄に「パンフレット◯枚希望」とご記入の上送信してください。
(なくなり次第終了)