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「自閉症のga9さんとともに♥Happy Life」
ご訪問いただきありがとうございます。

19歳の自閉症の息子ga9さんとga9ママの
日常絵日記ブログです

――――――――――――――――――――

なんとな~く毎年夏の恒例になってる?

そう。美濃駅に行って来ました。

ここでは絶対にトイレに行かないように
来る途中コンビニに立ち寄って来ました。

はこちら

駅では保存会の方がグッズを販売して
美濃駅保存のお金を捻出しています。

今日ga9さんが買ったのがこれ。↓

駅で無料で置いてあるパンフレットの
古いバージョン。

そうそう。これで思い出した。

Ga9さんが小学生の時にこれがお気に入りで
どこへ行くにも必ず持ち歩いてた。

もちろん学校へも

そんなある日なくした。!Σ( ̄□ ̄;)

どこを探しても見つからない。

駅で新しいものをもらってきたが
同じ物でも納得がいかなくて大暴れ
した事があったよね。

今は名鉄の棚に飾って持ち歩かないから
無くす心配はないね。

シューズバック再入荷しました~♪

ga9ナナ本舗入り口はこちら。

Ga9さんと一緒にHAPPY LIFE !

パンフの限定情報って!?

こんばんは!

Machinakaです!!!

こちらのブログが初めての方、ご訪問いただきありがとうございます!

「映画のタイトル+解説(感想)」で検索してくださってこちらにいらっしゃった方には大変申し訳ないんですが、できれば第1回目の記事をご覧いただいて、私の自己紹介と本ブログの趣旨をご理解いただければと思います。

うさぎクッキー

Twitterもやってます!

セキセイインコ青

今回批評する映画はこちら!!!

「SUNNY 強い気持ち強い愛」

はい、予告編からもう涙いっぱいで見てました。

僕の大好きだった90年代のJポップが映画館で流れるだけで、もう大感動ですよ。僕と同じく、90年代を生きてきた人にはたまらないですよね。

もう映画を観る前から気持ちはいっぱいいっぱいだよ!!!!

もう泣けてきてるよ!!!!

涙でブログが書けねぇよ!!!!!

グスッ・・それでは映画「SUNNY 強い気持ち強い愛」批評、いってみよーーー!!!!!

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。ご招待のお礼☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

今回は東宝株式会社様にご招待をいただき、いち早く鑑賞させていただきました!!

東宝様、ありがとうございます!!!

マスコミ試写ということで、芸能人の方もいらっしゃいまして、絶対に忘れられない貴重な時間となりました。

[あらすじ]

・2011年に製作され、日本でもヒットした韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を篠原涼子、広瀬すずの主演、「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督でリメイクした青春音楽映画。

・90年代、青春の真っ只中にあった女子高生グループ「サニー」。楽しかったあの頃から、20年以上という歳月を経て、メンバーの6人はそれぞれが問題を抱える大人の女性になっていた。

・」「サニー」の元メンバーで専業主婦の奈美は、かつての親友・芹香と久しぶりに再会する。しかし、芹香の体はすでに末期がんに冒されていた。「死ぬ前にもう一度だけみんなに会いたい」という芹香の願いを実現するため、彼女たちの時間がふたたび動き出す。現在の奈美役を篠原、高校時代の奈美役を広瀬が演じるほか、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美らが顔をそろえる。90年代の音楽シーンを牽引した大ヒットメーカー、小室哲哉が音楽を担当。

・スタッフ

監督
大根仁
脚本
大根仁
製作
市川南
エグゼクティブプロデューサー
山内章弘
企画
川村元気
プロデュース
川村元気
プロデューサー
市山竜次
馬場千晃
ラインプロデューサー
小泉朋
音楽プロデューサー
成川沙世子
撮影
阿藤正一
橋本桂二
照明
高倉進
録音
渡辺真司
美術
都築雄二
装飾
茂木豊
スタイリスト
伊賀大介
衣装
下田梨来
ヘアメイク
百瀬広美

[90年代好きとして・・たまらん!]

今作は韓国映画「サニー永遠の仲間たち」のリメイクとなっております。

韓国映画を日本でリメイクすることは多く、特に音楽映画でいえば「あやしい彼女」なんかが有名だと思います。

サニーは韓国で大ヒット。日本でも映画ファンを中心に話題が広がり、WOWOWの番組でサニー特集をやったりもしていました。

今回のお話も、予告編を見る限りプロットが全く同じだと思われます。

韓国版は、現代と80年代を行き来する話です。(日本版は90年代)

劇中で使われている音楽も、韓国版はKポップ&
amp;アメリカのポップスでした。

おそらくKポップスだけだったら盛り上がれなかったんですけど、アメリカンポップスがあることで、日本人でも楽しめる曲の構成になっていてるんですよ。

シンディ・ローパーのタイムアフタータイムとか流れた時にはね、自然と涙が流れるんですよ・・

昔を思い出すってそういうもんです。

もちろん韓国版サニーも面白い!!

でも、今作は日本版ということで! 

日本の音楽、日本の漫画、日本のCM、日本のテレビ、日本の流行語・・・

日本のカルチャーが全て詰まった映画になってるんですよ!!!

いいいいいいおおおおおおお「!!!!!

それだけで興奮しませんか!? ねぁ、興奮するでしょ1?

興奮しすぎて文字がおかしくなってるのは、ご愛嬌ということで勘弁してくださいww

さて、今回発表されている楽曲リストはこちら!!

・安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」 

・安室奈美恵「Don’t wanna cry」 

・小沢健二「強い気持ち・強い愛」 

・久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」 

・hitomi「CANDY GIRL」 

・JUDY AND MARY「そばかす」 

・trf「survival dAnce ~no no cry more~」 

・trf「EZ DO DANCE」 

・Chara「やさしい気持ち」 

・PUFFY「これが私の生きる道」 

・森田童子「ぼくたちの失敗」

もうこのリストだけで泣けるというか、90年代の曲だけで構成されるっていうのは、後にも先にもないかもしれませんね。

ちなみにサントラはこちら。

2,700円
楽天

そもそも邦画は、既存の曲を流さないんですよ。

著作権料がすごく高いっていうのも大きいと思うんですけど、使用許可がすんごい面倒くさいからだと思うんですよね。

サニーとは関係ないですけど、内村光良さん主演の「金メダル男」で、内村さんが青春時代に聞いていた曲が劇中に流れることがありました。

お、日本でもこんなこと出来るんだ! と感動してたんですけど、蓋を開けてみたら、懐かしの曲は全て「オルゴール」や「インストゥルメンタル」などの「声が入ってないバージョン」で構成されていて、非常に及び腰な体制をとっていたんです。

まぁねぇ、全部の曲を使うってだけでお金が掛かるし大変なんでしょうけど、俺たちは洋画でも邦画でも料金同じなわけですよ。

だから、声入りのCDと声なしのCDで、料金一緒だったら、どっちを買うかって話で、どうしても評価を低くせざるをえない。

ていうか、昔懐かしの曲を流すんなら実際のアーティストが歌ってた方がいいに決まってるじゃん!! もどかしい気分になるよ!!

と、邦画に悲観していた私ですが、今作ではそんな心配はいりません。

当時流れていたままの曲が、映画館のBGMに流れるんですよ。

もうそれだけで泣けてきますよ。

一見すると「あぁ懐かしいなぁこの曲」って感じるだけかもしれませんが、邦画で昔の曲がたくさん流れるだけで本当に奇跡的なんですよ。ハリウッド映画じゃあ80’sの曲やディスコソングがガンガン流れる時代だっていうのに、流行に遅れをとっていた邦画がやっと波に乗れてきたというか、楽曲の使用に柔軟性が出てきたのが嬉しいんですよ。

はい、それでは紹介は以上になります。

ということで、ここからが映画を見た私の感想でっす!!!!

[映画の感想]

大根監督のサブカル愛が炸裂!

90年代は音楽だけじゃない、街の看板、当時のテレビ、街並み、服装、全てが90年代のあのままだよ!!!

ふとしたテレビ番組をつぶやくセリフにもいちいち爆笑w あの頃のテレビは神だったんだよ。そうあの頃は。。

単に昔の懐かしむだけじゃなく、90年代の日本のカルチャーの良さ、そして今と昔で若者の精神性の違いに気づく。 

今と昔じゃこんなに違ってしまったんだなぁと、年をとったなぁと実感するし、歳をとるのが楽しいと思える。

そして、最後に改めて流れるあの曲で、この映画が2018年に公開する意味が明らかになる。

・小室哲哉さん引退

・安室奈美恵さん引退

・天皇引退

・そして、平成最後の夏、到来

俺たちが生きてきた平成=90年代は、間違いなく今年で終わる。でも、年号的に終わるんじゃつまんない。ちゃんとサヨナラできない。

この映画でちゃんと平成にお別れし
う、90年代にバイバイしよう。平成最後の夏だからこそ、見ておくべき作品でございます!!!

帰り道のビックカメラで安室ちゃんのファイナルツアーのブルーレイ宣伝が流れてきた時、よりいっそう哀愁が漂ったのでした。。

サヨナラ、90年代!!!!

え、出来栄え?

そんなの大傑作・・・いや、チョベリグ! チョーベリベリ最高ヒッポハッピシェイク級だぜぇぇぇ イェェェェイ!!!!

[大根監督作品は毎度毎度、奇跡を感じる]

はい、鑑賞を終えたMachinakaです。

もう涙でグッシャグシャです。後に書きますが、最後の曲の意味を知ったからです。

90年代のあの頃を生きてきた人には号泣間違いなしの懐かしムービーであると同時に、当時はまだ生まれてなかった若者にも刺さる、普遍的な青春映画だったと思います。

原作の脚本のクオリティの高さ、映画的演出の巧さも見事にトレースして、まさか大根監督を「技巧派」だと言う時が来るなんて思ってもみませんでした。

しかし、そんな技巧派な作品の中にも、決して映画の出来栄えに直接関係しない背景美術の細かさ、細かいセリフの端々に、監督の並々ならぬ90年代の愛情を受け取れた作品でもありました。

大根監督の作品が出るたびに言っていることですが、大根監督の好きで好きでたまらないテーマを詰め込んで、それが商業映画となり全国の映画館で公開され、評価・興行収入ともに高い結果を収めていることに、奇跡のようなものを感じています。

これもひとえに、あの「君の名は。」を新海誠監督に撮らせた川村元気プロデューサーの力がとても大きいと思います。パンフレットで監督との対談を見ていれば分かります。川村さんは1979年生まれ。1995年は高校一年生と、まさしく今作サニーの主人公たちと同じ年代なのです。

川村さんもプリ帳を持っていたに違いありませんw

間違いなく大根監督よりどストレートな90年代の申し子。そんなプロデューサーと大根監督が組んだ作品だからこそ、本当に面白いものが作れたんだと思います。

[日本人にとって実にありがたいリメイク!]

韓国版サニーも良かったですが、今作は物語的には原作に忠実なリメイクに徹した一方で、物語以外は全て90年代の日本に置き換えた、日本人なら全て理解できる、実に完璧すぎるリメイクです。

・ストーリーはそのまま

サニーが再度集まる理由、初めて現代から昔に戻るシーン、敵対するグループとの戦いで覚醒する主人公w、、、どれもこれも韓国版を忠実に再現していました。

映画ファン的には、韓国版サニーと比較しやすい親切な設計になってましたね笑 それくらい、韓国版と同じつくりでした。カットまで近かったのは仰天でしたねw それくらい監督は韓国版が気に入っていたのでしょうかね。

大根監督はこれまでも漫画原作モノや昔の日本映画をリブートした作品も撮ってるんですが、結構大幅に改変してるんですよね。

例えばバクマンだと、親を一切出さなかったり、ライバルの漫画家を一部登場させなかったり。

なので、今作で完璧に物語・キャラクターをトレースしたのは私にとっては驚きで、最後まで「いつ改変があるのかな?」と思ってたんですけど、最後まで同じストーリーだから驚きました。

・日本人が楽しめる置き換え

じゃあ韓国版を見てる人は結末が分かって面白くないじゃないか、と思うかもしれませんが、そこは大根監督の細かい芸が炸裂して、韓国の話を日本に置き換える創意工夫が素晴らしすぎていちいち感動してました。

一部を紹介すると、韓国版では田舎の漁村からソウルに転向してきた主人公という設定になってますが、今作では淡路島出身の主人公という設定になっています。

その主人公が阪神淡路大震災をきっかけに、東京(ロケは別のところでやってます)に引っ越してきて、方言がキツくコギャルにバカにされる、という展開が待っていますww これ、韓国版ではよく分からなかった方言ギャグが見事に日本版に変換されてるんですよね。

この阪神淡路大震災で、映画の年代設定が概ね伝えられるのが良いんですよね。あとポケベルww

・年を直接語らない

今作は具体的に何年だって表記がないんですよ。全て曲やガジェットで今は何年だって観客に推定させる作りになってるのが上手くてね。考える楽しみもあるのがいいんですよね。

90年代の曲はたくさん使ってますけど、ピンポイントで95年の曲、と限定せずに流しているため、映画で「1995年」などとテロップを入れてしまうと、「何でこの時代なのにこの曲?」と疑問に思わないよう、あえて年を曖昧にしてる作りも見事だと思いました。

・予想以上の90’s J-Popの衝撃

予告編から感動していた90年代の曲ですが、映画で見るとより一層感動します。楽しいシーンでも、泣いてましたw

前調べでどの曲が流れるかは知っていたんですけど、やはり映画館で映画のストーリーと映像に合わせて曲が流れると一味も二味も感動が違うんです。

これぞ映画のマジックなのか? 期待してた以上に90年代の曲が良い。間違いなく、90年代聞いていた時より良い。

セットリストが分かっていても、自分のタイミングで無造作に聞くのと、映画の構成・タイミングの中で聞いた方がどれだけ感動的なのか。今一度映画の良さに出会えたと思います。

安室奈美恵ちゃんの曲をルーズソックス履いているコギャルたちが歌うたびに、なぜか涙が溢れてくるんですよ。悲しい曲じゃないのに、むしろ安室ちゃんの中でも底抜けに明るいあの曲なのに。。。

なんででしょう? 当時なら絶対に泣くことのない曲だし、主人公たちは笑ってるのに、なぜか俺は泣いてるんですよ。

なんなんですか俺はww あの感情は何だったんだ!? 楽しいはずなのに、涙は出てるというね。。

次々と流れる90年代の名曲に、口ずさみながらも泣いてしまいました。。

安室ちゃんの他にもまだまだあります!!

ここぞ!という時に久保田利伸さんの「LALALA LOVESONG」が流れてきて、完全にハートが持ってかれるし、PUFFYの「これが私が生きる道」の強烈すぎる歌詞とメロディww

ジュディマリのイントロが流れた瞬間に鳥肌がゾワッと立つし、、、、

そして意外だったのは、TRFの曲では思ったより驚かないんですよ。 これ、インパクトが弱いって言いたいんじゃないですよ!!

90年代を忠実に再現しすぎたこの映画の中では、TRFが流れてるのはもはや当たり前というか、違和感が全くないんですよww TRFの曲がすっかり肌に浸透してる感じって言えばいいのかな? 

90年代当時、TRFの曲ってテレビで何度も何度も流れてたじゃないですか? 他の曲より圧倒的に流れる回数が多かったような気がするんですけど。

だから、呼吸をするようにTRFの曲を聴いていたというか、今作の中では馴染みすぎていたというか、、、

これ、本当に凄いことだと思います。普通に考えてTRFの曲が映画で流れると驚くし心拍数上がるはずなんですけどね。

それほど俺の心が90年代に戻っていたんだと思います。それくらい、90年代の再現度が凄すぎたんだと思います。。

[女子高生が時代を作った時代がある]

今じゃ信じられないですけど、90年代の日本は間違いなく女子高生が主役でした。

女子高生の中で流行ったゲームは全国民がプレイする、女子高生が使った言葉は流行語になる、、

単純に若いから、という理由ではなく、当時は間違いなく女子高生にパワーがあった、日本の代表だったと記憶しています。

ポケベル、たまごっち、ピッチ(PHS)、ルーズソックス、プリクラ、チョベリグ(チョベリバ)、ガングロ、ミニスカート、テレクラ、援交、、

もう数え上げたらキリがありません。今じゃアラサーばっかりになってしまいましたが、女子高生が主役の連ドラも多く流れてたんですよ。

最近は見かけなくなりましたが、女子高生にインタビューをして流行を聞くというワイドショーのコーナーもありましたよね。テレビが今でも女子高生の流行語を拾ってくるのは、完全に90年代の名残だと思っています。

「神様、もう一度だけ」

「GTO」

などは、90年代の女子高生カルチャーを振り返るのに丁度良い作品だと思います。

そんなカルチャーの発信源であった女子高生たちが主役の映画のため、サニーを見てると日本がどのように移り変わったか分かる映画でもありました。

女子高生が日本の主役だった、というカオスな状態を記録する映画でもあって、90年代カルチャーを知るならこの一本だと、100年後にも伝えるべき映画だと思いました。

[90年代と現代の若者]

あんまり映画と関係ない話していいですか?

小池栄子と篠原涼子がファミレスで会話するシーンで、ハッとさせられることがありました。

「今の子はおとなしいねぇ。。下ばっかり見つめて、、、」

これ、私も前から思ってたんですけど、今の子っておとなしいですよね? なんか、バカなことしないですよね?

ファミレスでも机バンバン叩かないし、バカ笑いしないし、歯を見せて笑う子をあまり見たことがない。

スマホばかり見つめて、友達とでも、デートでも全く喋らない光景をよく見るんですけど、ちょっとありえないですよね。今の子はどうしちゃったんだろう? なんで感情を露わにしないんだろう? ストレス溜めてない? と疑問に思うことばかりです。

良い言い方をすれば、みんな賢くなったのかもしれない。今と比べるとね、昔はバカだったんですよ、みんな。

でも、今と昔でどっちが生きやすいかと言ったら、間違いなく昔。今作の女子高生たちのように、とにかく「イェーーーーイ!!」って言っておけば盛り上がれる時代だったんですよねw

バカに見えるかもしれないけど、今に比べて楽に生きれる時代でした。今の子はどうしちまったんだ・・・ と、監督が本当に不思議に思っているような印象を受けました。。

[なぜ2018年の今、見るべきなのか?]

映画を観る前からずっと気にな
てたんです。なぜ今になって90年代を再現した映画を見る必要があるのか、と。

でも、その答えは最後の最後にありました。

エンドロールに流れる曲が、安室奈美恵ちゃんの「SWEET 19 BLUES」なんですよね。

3,146円
楽天

突然ですけど、ちょっと一緒に歌ってみましょうか!!

スウィートスウィート、19 ブルース〜〜〜♩

・・・

19=ナインティーン

ナインティーン

ナインティー

ナインティ・・・

ナインティ=90年代!!

そう、19 Bluesという曲が今作サニーのエンドロール=最後に流れることにより、90年代の終わりという意味も付与されるんですよ。

私にとっては、19 bluesでなく90’s bluesに聞こえました。

そう、この曲で終わることこそが、90年代を終わらせるに相応しいと。

2018年は偶然にも、安室奈美恵ちゃん、小室哲哉さんの引退がありました。この映画を撮り始めたのは2018年よりもはるか昔。制作陣も、こんな偶然が起こるとは思ってなかったでしょう。

今思うと、よくもこんなに重なりました。これらはすべて2018年に起こったことです。

・小室哲哉さん引退

・安室奈美恵さん引退

・天皇引退

・そして、平成最後の夏、到来

90年の終わりと平成の終わりが重なり、90年代の文化・風俗すべてが終わろうとするタイミングが、今なんです。

でも、いくら終わりといえど大好きな90年代にいつまでも入り浸りたい。終わりなんていらない。

そう感じている大人もいるでしょう。私もその一人です。

誰が何を言ったって、俺は90年代が大好きです。

自分の話で申し訳ないですが、俺が幼稚園〜小学生だった90年代。親が共働きで夜まで帰って来なくて、一人っ子の俺は本当に毎日寂しくて辛かったんです。

帰ってきたと思ったら親が毎日大喧嘩してて、私生活は本当に毎日地獄だったんです。当たり前ですけど、誰も助けてくれないんです。 当時はまだ小学生で、親父にも力で勝てなくて仲裁に入れなくて、お母さんを守れなくて、どうしようもなかったんですよ。

でも、そんな俺を助けてくれたのは一台のブラウン管テレビだったんですよ。

テレビから流れるバンドブーム全盛期の音楽、ポンキッキーズ、ごっつええ感じ、めちゃいけ、マジカル頭脳パワー、伊藤家の食卓、、、数えたらキリがありません。

狂ったようにスーファミとプレステをやってました。

ごっつええ感じのリアルポンキッキで腹を抱えて笑って、同時に親に「こんなもの見るな!」と怒られたりしてました。

性の目覚めはスーパージョッキーの水着生着替えでした。

初めておちんちんがモゾモゾしました。

午後7時は平日休日毎日アニメを放送してたって知ってますか?

昔はNHKがアニメ大国だったって知ってますか?

テレ東なんて目じゃないアニメ黄金時代でした。

そんなテレビに支えられながら、なんとか生きてこれたんです。

俺にとって90年代カルチャーは単なる娯楽じゃない。処世術だった。今でも楽しむためだけじゃなく、生きるために90年代を浴びているんです。俺はまだ、90年代に逃れられずに依存して、ずっと20年以上も前の世界に生きようとしている。明日へ一歩踏み出すことが、大事だと感じながらも。

SWEET 19 BLUESの一節に、こんな言葉があります。

いちばん旬なとき

寂しさは昔よりも

真実味帯びてきたね

でも明日はくる

安室奈美恵:「SWEET 19 BLUES」

まだまだ僕の中では90年代が旬なときだと思っています。でも、安室奈美恵さん、小室哲哉さんが引退し、平成という年号が終わり、90年代を知らない世代が増え、世間的には90年代が終わりかけている。本当に、90年代カルチャーの終わりが真実味を帯びてきました。

でもこの映画はいつまでも90年代にしがみついている俺たちのような人間を、そっとなだめて抱きしめて、明日の一歩を踏み出す手助けをしてくれるんです。

平成最後の夏=90年代カルチャーの終焉の2018年。

そんな今だからこそ、この映画を見て90年代に終わりを告げに行きましょう。

そして、心の中に永遠に90年代を刻みまし
ょう。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

もう、懐かしいってもんじゃないですよ!!! 単純に懐かしいって感想じゃ済まされないですよ!!!! 

「心が震える懐かしさ! サニー、絶賛上映中!!」 

このコピーどうですか!? 良いでしょw よければ好きに使ってくださいww

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パンフ ドラマ生まれる。

昨日は、TRUMPシリーズ最新作、ミュージカル『マリーゴールド』の初日公演を観てきました。

まだ始まったばかりなのでネタバレはしませんが、本当はめっちゃネタバレしまくって感想を書きたい。

まぁそれはそのうち書きましょう。

まずはネタバレなしの感想。

とはいえ、まったく先入観なしに観劇したい方は読まぬが吉かと思います。お気をつけください。

はぁ~~~(ため息)

いやぁもう、辛い。しんどい。

あまりにも酷すぎる。

悲しい物語を見て泣くことはたびたびあれど、ここまでひたすら悲しくて泣いたのは初めてかもしれません。(恥ずかしながら、娘。の卒コンくらい泣きました)

劇中、某キャラクターが「あんまりだ……」と言って嘆く場面があります。

観客としても同じ気持ちです。

これはあんまりですよ、末満さん。

そしてLILIUMガチ勢は心を八つ裂きにされるぞ!!

いままでのシリーズ作品の多くは『TRUMP』に繋がる物語でした。

『SPECTER』しかり、『グランギニョル』しかり。

でもやっと!『LILIUM』に繋がる物語がきた!

なので、LILIUMをセリフから展開から音楽からほとんど覚えてしまっているようなガチ勢ほど、頭を抱えることになります。

LILIUMから4年。

この日を待っていた。

こんな物語が紡がれる日を。

という感じなので、万が一LILIUMを見ずにマリーゴールドを観ようとしているのなら、それはそれできっと悪くはないのだと思うけど、できればLILIUMを見てからのほうがいいんじゃないかな~と思いますよ。

余裕があれば、TRUMPも見ましょう。

TRUMPガチ勢がむせび泣くシーンもありますし。

さらに余裕があればSPECTERとグランギニョルも。

シリーズを網羅しているほど、心にグサグサ刺さりますので。

(逆を言えば、シリーズを網羅していないと伝わらない部分が結構あって、そこは考えようによっては難点とも言えるかもしれません。しかしその分、シリーズファンにとっては最高に身悶えするような喜びに満ちております。日本語がおかしい)

これはLILIUMに出演したハロプロメンバーみんなにも観てほしい。

ぜひとも観てほしいです。お願いだから観て。

みんな忙しいだろうけど、行けたらいいなぁ。

このシリーズはほとんど(というか全部)が悲劇なわけですが、今回は本当に酷い。

『グランギニョル』よりもグランギニョル(残酷劇)です。

観劇後こんなにしんどい気持ちになったのはそれこそLILIUM以来かも。いやLILIUMはしんどさのなかにも恍惚とした暗い悦びみたいなものがあって興奮したんだけど、マリーゴールドはもうひたすらしんどい。しんどすぎて相当泣いた。末満さんは鬼だと思います。

そして今回はミュージカルです。

「これぞミュージカルだね!」という感じでミュージカルです。

(LILIUMよりもミュージカル感強し)

音楽がね、めちゃくちゃ素晴らしいんですよ。

何回鳥肌立ったことか。

カッコいいなんてもんじゃない。

歌ってる演者もみんな相当レベルが高く、歌というより感情のぶつかり合いのよう。

宝塚出身のおふたりがデュエットする曲はもう、それを聴くためだけに行っても損じゃないくらいのものだし、そのふたり+男性ふたりが加わって4人で歌うあの曲は完全にLILIUMのあの曲のオマージュだし、その他諸々楽曲だけでも感動が止まりません。

とにかくずっと、感情を揺さぶられ続けるミュージカルでした。

ネタバレなしにこれ以上は言えそうにない(というかポロっとネタバレしてしまいそうになる)ので、とりあえずこれくらいで。

ちなみにグッズはパンフレットだけ買いました。

もちろん例の3000部限定の戯曲集も欲しかったんですが、目の前で売り切れたので買えず(泣)

ちょっとあれは酷いですね。舞台の内容とは別の意味で酷い。

3000部限定なんて言うからそれ目当ての(観劇はしない)人も加わって長蛇の列になるし、にも関わらず最初はお一人様三冊までにしたのがいけない。

しかも途中からお一人様一冊になって、だったら最初からそうしてくれよ、と。

そうすれば買える位置にいたんです。最初から一人一冊にしてくれていれば。

せめてチケットの有無で販売を分けるとかすべきだったし、そもそも3000部限定という数字がおかしい。足りるわけないでしょう。

それだけが心残りでした。

ぜひとも増刷――というか通販で売ってほしいです。

受注生産でもなんでもいいから、買えなかった人、欲しくても買いに行けない人が買えるように。

それが無理ならこんな商品は出さないほうがいい。

買えなかったから言うわけじゃなく、こんな品切れ商法みたいなやり方は感心しません。売るならしっかり売っていただきたい。

(※どうやら増刷されることが決まったようです。通販でも売ってくれるのかな?)

ちなみにパンフレットには今回も短編小説が載っていて、これまたLILIUMガチ勢を殺りにきてるとんでもない代物です。

LILIUMファンは絶対に読むように。

それと、どうでもいいですが、お客さんの8割が女性だ
たことに驚きました。

去年の『グランギニョル』はキャスト的にまぁそうだろうなと思ってたんですが、今回もそうなんだなーとビックリ。

ハロプロも女性ファンが増えたとはいえ、それの比じゃないレベルで女性女性女性ですよ。新鮮な現場でした。

やはりこういう舞台やミュージカルって、女性のほうが熱心なのでしょうか。

そういえばモーニング娘。の舞台も、終演後にアンケートを書いている人の8~9割は女性でしたねぇ。

こうやって女性ファンをがっちり掴むことができたのも、シリーズの人気に繋がったのかもしれません。

というわけで、ひとまずの感想でした。

いやぁ……素晴らしいものを観させていただきました。

スタンディングオベーションで鳴りやまない拍手という現場に初めて居合わせましたよ。

それほどの作品だったということです。


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