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今日読んだラノベです。
GA文庫
白鳥士郎 イラスト しらび

(あらすじと感想)
第一章
最年少竜王の九頭竜八一はホテルのホールにいた。
月光会長から第30期竜王の推挙状を受け取った。
記者の撮影を受け、師匠の清滝鋼介9段も祝いにきた。
竜王への花束贈呈で三人の幼いヒロインがドレスで登場。
姉弟子で『浪速の白雪姫』空銀子と一番弟子・雛鶴あい。
そして二番弟子の夜叉神天衣の三人が花束を持ち集まる。
将棋指しは一番が好き。八一は三人の誰か一人から花束を
受け取れば修羅場に直結すると考えた。
そしてヘタレ竜王の取った手段は三人同時に華を受け取る。
八一の親友、神鍋歩夢6段は『次世代の名人』の異名を持つ。
彼は師匠である釈迦堂里奈女流名跡と共にパーティーに来る。
八一は山刀伐8段の矢倉を思いつきで破り絶好調の無敗である。
あいとJS研究会の水越澪、貞任綾乃、シャルロットの三人も
祝いに来て、八一に布盤と駒袋、巾着袋をプレゼントした。
その布盤で八一は涙を拭くが、その布はシャルのパンツだった。
アナウンスが響き、清滝一門の挨拶の時がきた。
師匠のスピーチで会場は拍手に包まれていた。
清滝鋼介は娘である桂香に感謝の言葉を口にした。
そんな幸せの絶頂で事件は起こってしまった。
清滝師匠と九頭竜八一の二人がお偉方のお酌をしていた。
そこで老人たちに八一は師匠を超えろと励まされる。
プライドの傷ついた清滝師匠は机を拳で殴って激怒する。
竜王の八一は立場上、師匠にへりくだることができない。
師と弟子は睨み合い、剣呑な空気が二人を包んでいた。
そこでシャルが清滝師匠に指南を頼んだため、
会場の皆がフォローに回り、祝賀会は何事もなく終わる。
帰り道にタクシーで八一は気まずい気分でいた。
清滝師匠はB級2組の順位戦で降級点をとっていた。
今期も負け越しが決まればC級1組に落ちてしまう。
八一の所属するのはC級2組。順位戦では最下層である。
50人の順位を争う人がいて昇級は上位3名のみ。
過酷なリーグ戦で、八一は全勝を決めて進んできていた。
一門祝賀会の数日後、清滝鋼介は関西将棋会館にいた。
対戦者は小仏悠也6段で清滝は優勢をとっていた。
勝利は決まったかに見えたが清滝は大悪手を打ってしまう。
そして一手頓死し、7連敗を喫してしまった。
八一は御黒書院の師匠の元へとやってくるが、清滝は
誰もいない対局室で悔しさから、すすり泣きしていた。
第二章
順位戦の翌日。師匠は自宅に帰らなかった。
土曜で学校もなく、最近あい目当ての将棋指しも増える。
私服の銀子と八一は二人で清滝師匠を探しにでかける。
法善寺横丁の善哉屋で八一と銀子はツーショット自撮り。
それをラインで雛鶴あいに送り、あいは店の前へと来る。
彼女は水掛け不動で出張の父と待ち合わせをしていた。
水掛不動は縁結びの神様としても有名である。
銀子とあいの二人は柄杓で斬り合いをしている。
あいの父、雛鶴隆と合流し、『正弁丹波亭』料理屋へいく。
清滝師匠は酔いつぶれて二階で眠っているらしい。
あいの父は妻との馴れ初めを苦労話と共に語ってくれる。
あいのヤンデレは母の遺伝であることがわかる。
師匠は弟子と顔を合わすのが気まずく勝手口から出る。
八一が順位戦で勝利した翌日。師匠から一門に話があるという。
清滝は一門で将棋の研究会をしようと提案する。
あいは賛成。天衣は銀子と対決する都合上反対する。
八一と銀子の賛成し、二人は『ゴキゲンの湯』へと行く。
この店は生石充玉将『捌きの巨匠』の経営する銭湯である。
充の娘の飛鳥もまたプロ棋士の道を志望していた。
八一に弟子入りするという娘を叱り、飛鳥は走り去る。
その後、八一と銀子は二人きりでラブホテルへいく。
将棋指しはジンクスやルーティーンを重視する。
銀子と成りゆきでラブホに入って以来、銀子も八一も
将棋の調子が良い。それでゲン担ぎに二人でよくきていた。
銀子は清滝師匠が時代遅れの将棋知識を持っていると発言。
居角左美濃は一年以上前から研究されている戦法だった。
ベテランは将棋ソフトを使わず、若手はソフトに頼っている。
それが下克上となり、将棋界の世代交代が行われているのだ。
九頭竜八一も自慢の演算力を使って戦法はソフトに任せている。
ソフトの戦法を盤上に生かす力が今の八一にはある。
八一は銀子との将棋に三連勝して、姉弟子にコスプレをさせる。
露出が多く、際どいアニマル系の衣装を着せて撮影会をする。
銀子は清滝師匠が若手や奨励会員に声をかけるのではと
危惧していた。その予感は当たり、清滝は若手に追い返される。
清滝がホテルのパーティーで怒ったのは名人挑戦という肩書が
実は敗北者のレッテルに過ぎないと気づいたからだった。
奨励会の若者の態度は清滝の心の火に新たな風を送り込んだ。
翌朝、棋士室にて鏡洲飛馬に清滝は頭を下げて教えを乞うた。
研究を盗むためでなく、腐った根性を叩き直したいのだった。
小学生の奨励会員、椚創多も清滝との対局に好意的であった。
こうして後に将棋界で伝説となる清滝道場が結成された。
清滝鋼介は自分の殻を脱ぎ捨て、新しい道を歩きだした。
第三章
清滝師匠の変貌の噂は将棋界に流れ始めていた。
一門研の誘いから10日。日曜の朝に八一は清滝宅へ。
そこにいた師匠はヒップホップ風衣装であった。
奨励会有段者と級位者を集めて将棋道場を開始していた。
椚創多も師匠の家でモンスターマシンを組んでいた。
そして無線LANを設置し、将棋ソフトを実用体勢に持っていく。
今日の講師はA級棋士・山刀伐八段。両刀使いの異名をもつ。
オールラウンダーであり、私生活でも両刀使いである。
講義は最新の局面を分析する高度な内容の授業である。
あいとJS研の面々も参加し、関西将棋界は変わりつつある。
八一は清滝道場には参加せず、歩夢と研究会を続けていた。
清滝道場により、鏡洲飛馬にも変化があった。
今までの仕事を断り、自分の将棋を追求するようになった。
新手としてノー座布団で対局に臨むようになった。
JS研の面々も道場を通じて、泥臭く粘り強い将棋を指すように。
二月中旬。関東で将棋界の変革を象徴する対局が行われる。
東京千駄ヶ谷の将棋会館にてマイナビ女子オープン決勝トーナメント。
準決勝で月夜見坂燎女流玉将と夜叉神天衣女流一級の対局である。
タイトル保持者に小学生が挑むと報道陣は注目していた。
記録係りは鹿路庭珠代女流二段であり、天衣は後手となった。
天衣は後手番で角頭歩の奇襲戦法を選んでいた。
八時間の大乱戦を制したのは夜叉神天衣のほうであった。
新大阪への新幹線で八一と天衣は一緒にいた。
天衣の消耗は激しく、発熱をしている状態であった。
決勝戦の相手は供御飯であり、穴熊を組む堅実な将棋指しだ。
新神戸の喫茶店で八一は蔵王達雄9段の引退表明のニュースを見る。
引退理由は正座がきつく、CPU将棋が理解できないこと。
勝負事が元々、苦手であることなどが語られた。
C級2組順位戦最終局。八一と対戦相手は蔵王9段である。
清滝師匠は順位戦に勝利し、生石玉将と酒盛りをしていた。
生石充の玉将位タイトル防衛戦は関東のCPU将棋の研究家。
於鬼頭曜帝位である。既に生石は連敗を喫している。
清滝師匠はあいの父から『京の持ち味、浪速の食い味』という
言葉を料亭で知る。相手に会わせた料理の味にする意味だ。
清滝の最終戦は関東屈指の若手棋士・神鍋歩夢6段である。
今までで一番将棋をしていて楽しいと清滝は感じていた。
第四章
C級2組順位戦第10回戦。最終節。八一はあいの朝食を食べる。
9勝全勝で最後の相手は蔵王達雄9段の引退試合である。
午前9時52分入室。八一と蔵王9段の対局が始まった。
蔵王は角道を開け、八一は一手損角換わりの千日手である。
4回目の同一局面を迎え、休憩後、八一は先手をとる。
角道を開け、蔵王9段は飛車先の歩を打ってきた。
竜王は整備された定跡が心強い矢倉を組むことにした。
玉を固く囲い、対局者を殴り倒す布陣を敷いたのだった。
蔵王は新しい山道には絶滅した植物が生えることがあると
意味深な話をして、銀・銀・金の猛攻を開始した。
終盤戦で八一は玉の囲いが機動性を奪う局面に来る。
序盤の7七銀は悪手であり、蔵王の狙い通りだったのだ。
八一は劣勢から14分間、泥臭く粘り続け敗北した。
報道陣は大挙して押し寄せ、引退インタビューを始めた。
銀子と椚創多は八一と蔵王の将
棋を検証していた。
創多が八一の将棋が好きな理由が語られる。
八一は封建社会を彷彿させる現代将棋の世界において、
盤上を複雑化させ、混沌をサーフィンするように将棋を指す。
その新しい将棋体系を観て、椚創多は八一が最強と思った。
銀子は怒り、八一は血の通った人間だと反論する。
八一は棋士室に来ると号泣しながら銀子に抱き着いた。
銀子は心の中で三段リーグで置いていかれず喜んでいた。
JS研の面々が来て、九頭竜八一の昇級を祝いに棋士室にきた。
八一の昇級の感想は悔しさが多くを占めているようだった。
第五章
B級2組最終局。御上段の間で清滝師匠と神鍋歩夢の対局が始まる。
相矢倉で互いの得意技を出し、歩夢の攻めと清滝の受けとなる。
66手。清滝は桂馬を跳ねさせ、歩夢に対し優勢を得る。
歩夢は長考し、防戦一方へと追い込まれていく。
清滝鋼介はうっかりして角を歩夢にタダ取りされてしまう。
一気に劣勢に立たされた清滝はまだ諦めていなかった。
順位戦昇級が決定し、八一はJS研との甘い夢を見ていた。
実際はすぐに解散し、疲労から翌日の夕方まで寝ていた。
スマホでは天衣から毒を含んだ祝いメールが届いていた。
矢倉にボロ負けし、八一の自信と信用は地に落ちていた。
八一が関西将棋会館へと師匠の対局を観にいくことに。
棋士室には銀子、鏡洲、椚創多がおり、お通夜の雰囲気である。
ソフトの形勢判断では清滝師匠の劣勢は決定的である。
その頃、清滝家では雛鶴あいが桂香を対局室に誘っていた。
清滝は劣勢にあがき、歩の連打をして自玉周辺を整備する。
指し手を左右に散らして、歩夢の混乱を狙っていく。
相入玉と持将棋で引き分け狙いで歩夢はイラついていく。
清滝は王の護りの金の真下に歩を置いて彼を揺さぶっていく。
そして歩夢は161手で6六金の大緩手をしてしまう。
歩夢は攻め勝てる優勢でありながら気迫に対し受けに周る。
棋士室には師匠の応援のため全国から人が集まる。
関西将棋会館は熱気に包まれ、戦いは終盤へと入る。
決戦を避けた歩夢にソフト形勢判断はついに互角へ。
185手で後手有利。そこで棋士室に残酷な知らせが入る。
なんと神鍋歩夢の昇級が決まり、清滝師匠の降級が決まった。
それを知らない二人は熱で汗ばむほどの戦いを演じていた。
215手。清滝の王手ラッシュが始まり246手で勝利。
神鍋歩夢6段の順位戦大黒星となり清滝師匠の勝利は決まった。
八一と銀子も対局室に入り、涙を流して師匠の格好良さを称える。
あいと桂香の二人も来て、対局室は清滝一門だけとなる。
C級1組に降級した清滝鋼介9段は引退をしないと決意する。
自分の存在意義が家族にあり、まだ将棋が楽しいからだという。
師匠の残念会を行い、明け方に八一は自宅に帰宅する。
清滝鋼介と娘の桂香のインタビューは雑誌の載ったのだった……。
(……8巻に続く)
そんな訳で『りゅうおうのおしごと!7』読了です。
いやー八一に銀子と来て、次は清滝師匠の物語でした。
オッサンのまとう哀愁があり、若手の下克上に晒されながら
情熱をもって将棋と向き合う感涙の物語でした。
ラノベで泣くってアホかって?自分はラノベを多く読んで
いるので感性が既にラノベに適応しているんですよ。
あとがきの白鳥士郎先生の母の死に関する話も泣けました。
ラノベ作家はバカにされると思っているようです。
バカにしているのは読者以外であって、読者である自分たちは
先生の作品を心待ちにして、読んで楽しいと思ってます。
ラノベだから……と卑下されるのは困ってしまいますね。
銀子の影が薄かったですが、獣コスプレが良かったです。
しかも場所はラブホ。いかがわしいですね。万歳!
師匠が若手に頭を下げるシーンが特に格好良いです。
最初は自分は名人に挑戦した過去を自慢していて若手に
大して居丈高な態度をとるんですが。
それで奨励会の鏡洲に邪魔だと追い返され反省します。
清滝道場を結成して、新しい将棋の世界に飛び込みます。
ヒップホップファッションはどうかと思いましたが
オッサンの再起をかけた戦いに熱い気持ちになりました。
この作品。最近アニメ化もしていて注目されています。
アクセス数も伸び、感想を載せねばと思っています。
旅行から帰ってきて、ブログ更新めんどくさいなーと
思っていましたが、この作品で再び目が覚めた思いです。
次は『終末なにしてますか?』の新作の感想にします。
できれば早く載せますが二日以内といった感じです。
冬で気力も萎えがちですが、今後も頑張っていきます。
今日のラノベは楽しかった!以上!
それではこの辺で。ではでは。


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RT @nankagun: フィクションならともかく、現実的に考えて16歳で将棋のタイトル獲得なんて不可能だよね…

藤井七段が王座になったら『りゅうおうのおしごと!』から『おうざのおしごと!』にタイトル変えてやるよ

RT @nankagun: 『りゅうおうのおしごと!』新たなLINEスタンプ発売開始!

こいつ…動くぞ!?

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RT @shirabii: りゅうおうのおしごと!9巻通常版の表紙を描きます/ FRESH LIVEで放送中 https://t.co/dYFhhSqfaJ 2時間ほどやります

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