交通事故 感動のないものは造らない。
交通事故 あたらしい ふつうをつくる。
猛暑の影響で野菜や果物が不作というのは事実なんでしょう。ヒトも弱ります。人の内面は農作物みたいに単純なつくりではないと思うんですけれど、ある程度の説得力はありそうです。
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『近年の大規模な研究によると、「気温の上昇」は自殺率の増加に関連があり、その影響力は同じく自殺率の増減に関連があるとされる「景気の変動」と同じレベルにあると多くの研究者が述べています。メンタルヘルスと地球温暖化との関連性に着目した近年の研究では、アメリカとメキシコの気温と自殺について分析が行われました。結果として、平均月間気温が1度上昇した場合、自殺率はアメリカで0.7%、メキシコで2.1%増加したとのこと。分析は季節変動や貧困レベル、さらには自殺に影響する可能性がある有名人の自殺に関するニュースまで考慮に入れて行われ、裕福さや地域の気候帯の要因などにかかわらず暑い時期になると自殺が増えることが発見されました。(※中略)「この種の研究は気温と自殺の関連を証明するものではない」としつつも、結果には明確な一貫性があると述べています。また、Twitterにおける600万件以上のメッセージを分析したところ、「憂うつ」や「孤独」「抑うつ」に関連する言葉の使用が、気温の上昇に伴って増えていると判明したとのこと。この心の不安定さは、猛暑というコンディションの中で体だけ冷やされた時に脳への血流が変化することに一因があるのではと考えられているそうです。このまま炭素の排出が止まらない場合、2050年には自殺者が9000人から4万人増加すると研究者は推計しています。これは景気後退により失業率が1%上昇することによる影響よりもはるかに高いものだと指摘されています。また、暑さによるメンタル的な影響は内に向くものだけではなく、猛暑が加速すると他者への暴力性も増すとの研究結果も示されています。』
出典: 2018/07/25-GIGAZINE
たしかに、夏休みが終わる時分の学生の自殺は毎年ニュースになるのに、冬休みではなっていないように思います。しかしそれは、長い休みが続いただけに学校に行きたくなくなっちゃうとか、冬休み明けなら、(例外が多いとは思いますが、)残り3ヶ月ほどで新学期のクラス替えだから無理がきくってことじゃないのかな。気温の上昇の原因を「炭素の排出」にもとめていることについて、本旨ではないし解らないのでおいときます。と言うか、自殺の増加と気温の上昇が期を同じくしているだけじゃなかろうかと思えます。末尾の「暑さによるメンタル的な影響は内に向くものだけではなく、猛暑が加速すると他者への暴力性も増すとの研究結果も示されています』、これはあるかも。暑さに影響されやすい野菜のようなメンタルの人が誰かを自殺に追い込んでしまうのではと。いずれにしても、気温は自殺の根本的な問題ではないんじゃないでしょうか。
アメリカやメキシコどころではなく、問題は日本なんです。
『去年1年間に自殺した中高生の数が、前年度より38人増の346人にのぼり、平成に入って最多となったことが厚生労働省のまとめでわかりました。自殺者の総数がここ8年間連続して減少していることを考えると注目すべき数字です。』
出典: 2018/03/28-ライブドアニュース
『警察庁によると、去年自殺した人は、前の年に比べ757人減り2万1140人だった。年代別でみると最も多いのは40代で、自殺した人のうち約17%を占め、次いで多いのは50代・60代だった。20代以上の全ての世代で前の年より減ったが、10代の自殺者は29人増え、516人だった。』
出典: 2018/01/19 -日テレNEWS24
減っていると言っても、ただ自殺する年代の人口が年々減っているからだと思います。なのに、十代の自殺者が増えているという事です。
韓国も同じように全体としては減少傾向にありつつも高く、十代の自殺率のみ上昇しています。似た社会なんだろうと思います。
『韓国の自殺率は、2003年から16年まで13年間連続で経済協力開発機構(OECD)加盟国中ワーストという不名誉な記録を持つ。{※中略} 韓国の人口10万人当たりの自殺者数は、11年の31.7人をピークに14年は27.3人、15年は26.5人、16年は25.6人と減少傾向を見せてはいるものの、2位のハンガリー(19.4人)、3位圏の日本(17.6人)などと比べてはるかに多い。{※中略} 韓国社会が他の国と比べて性別や年齢、貧富の差で差別され、社会制度と他人に対する信頼が低いということを意味する。ひいては市民が自由を享受できず、個人が教育によって社会・経済的成就を得るのが困難で、社会のあつれきを民主的に解決できずにいるということだ。{※中略} 韓国福祉部の関係者は「生活の危機や精神的問題に直面していても、社会的関係の断絶により公的支援の申請すら行わずに自殺するケースが相次いでいる」とし、「自殺の危険性が高い層を発掘して積極的に介入・管理し、国民の生命を守りたい」と述べた。』
出典: 2018/01/23 -聯合ニュース
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日本のことを言っているみたいです、行政が「国民の生命を守りたい」というところだけ違いますけれど。二位にハンガリーが入っている点は、気温と自殺との関連性への疑いを深めます。別の情報では、グリーンランドの自殺率が高く、カナダも十代の自殺率が高いとありました。
聯合ニュースは16年のデータを元に、『自殺は主な死因の5位で、交通事故による死亡率(10.1人)の2.5倍に上る。特に10代から30代の青少年、青年層では死因の1位が自殺だ。』と韓国について報じています。もちろんと言っていいのかどうか判りませんけれど、日本も同じです。
『2016の自殺者数は前年より8.9%少ない2万1897人で7年連続で減少したが、15~39歳の死因は事故や癌を上回って自殺が1位に。他の主要国の同年代は事故死のほうが多く、政府は「国際的に見ても深刻」と指摘』
出典: 2017/06/07-ニコニコニュース
昨年の自殺対策白書も出ていました。
『自殺者数は2万1321人で8年連続の減少。過去最多だった03年(3万4427人)の約3分の2になった。ただ、20歳未満は前年比47人増の567人。また、主要7カ国(G7)で15~34歳の死因の1位が自殺なのは日本だけで、「国際的にみても深刻な状況」だとしている。』
出典: 2018/06/19-朝日新聞デジタル
同感です。
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『私自身は、「自殺は個人の問題ではなく、社会の問題」という立場だ。これまで行ってきた研究でも、確かに性
傾向と精神疾患との関連は認められたが、それはあくまでもリスク要因でしかない。』
出典: 2017/06/08 -ハフポスト
気温と自殺の関連ってことだけにしておくつもりだったのに、必要な情報を盛り込んだら長くなってしまいましたもので、いやがらせのように尚も続けます。
気温と、誰かを死に至らしめることの関連は深いと思います。
『新潟県加茂市の加茂暁星高校で21日、野球部のマネジャーを務める2年の女子生徒(16)が練習直後に倒れ、意識不明の重体となっていることが県警への取材で分かった。野球部の練習が終わった後、練習をした球場から同校までの約3キロを走った後に倒れたという。(※中略)女子生徒は普段、この球場に行き来する際、用具などを積み込むマイクロバスに乗っていた。この日は、けがをした部員がバスに乗るなどしたため、監督は「マネジャーは、マイペースで走って戻るように」と指示したという。加茂署は、業務上過失致傷の疑いもあるため、関係者から事情を聴いている。』
出典: 2017/07/25-朝日新聞デジタル
『女子生徒は7月21日午後5時半すぎ、同校から約3・5キロ離れた野球場での練習に参加。午後7時半ごろに練習を終え、男子部員と一緒に走って学校に戻った直後、玄関前で倒れたという。(※中略)女子生徒が倒れた直後、駆けつけた監督は「呼吸は弱いけれどある」と判断し、救急車が来るまでの間、AED(自動体外式除細動器)は使用しなかったという。女子生徒は救急搬送された病院で治療を受けていたが、5日午後6時すぎに亡くなった。加茂署は業務上過失致死の疑いも視野に、関係者から事情を聴く方針。同校は朝日新聞の取材に対し、「生徒のご家族には誠意を持って対応し、このようなことが起こらないように対策を取りたい」とコメントしている。』
参照: 2017/08/06-朝日新聞デジタル
『加茂暁星の今夏にかける思いは強かった。ベンチには、昨夏、練習直後に倒れ、その後亡くなったマネジャーの女子生徒(当時2年)の写真が飾ってあった。(※中略)ホームランボールと一緒に女子生徒に報告に行くつもりだ。「いまは、ただただありがとうと言いたい」』
出典: 2018/07/22-朝日新聞デジタル
世の中捨てたもんじゃないと言うべきか、違和感を持つ人もいます。『戦時中のような報道』、おっしゃるとおりです。
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– Togetter
※註:”ホームランが天国のマネージャーさんに届いていれば良いな” という間抜けなリプが一つありますが…。
しかし、デカイ奇声で喚(わめ)かれて意味のある言葉は掻き消されちゃうんですよね。実際の気温がと言うより、美談の暑苦しさが自殺者の多さの社会的要因なんじゃないかと思います。
もう交通事故なんて言わないよ絶対
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