ココロに夢と給料日を。
待ち合わせ場所までのルートを
詳しく教えたにも関わらず、
相手が間違えてしまって、謝られた時。
『私だったらなんて言うかな?』
なんてことは今、考えてはいけません。
この時間を楽しむことに集中するのです
・・・
マモルさんは年に何度も球場で野球観戦をしている人なので、あちこち案内してくれました。
まずは応援グッズを買わねばー!
(マモルさんは持参)
(マモルさんは持参)
「こんなのあるんだ可愛いー
わーこっちもイイなー、迷う~っ!」
わーこっちもイイなー、迷う~っ!」
「気に入ったなら両方買っちゃえば?」
「えー手にとったの全部買ってたら
大変なことになるよぉー」
「いーじゃん、久しぶりに来たんだし」
この時ふと…
同じく結婚相談所で出逢ったブサメン国家さんとの、ディズニーデートの思い出が頭をよぎった。。
えらい違いだ。
これがデートなんだ!!
欲しいグッズはいろいろありましたが、
普段からあまり物を買わない、増やさない、ようにしています。
老後のことを考えて
老後のことを考えて
なので自分の物は最低限で購入、です。
でも自分用以外のお土産はあれこれ選んでしまったので、結局大きな荷物になってしまった
そんな私を見てマモルさんは
「オレもたまには職場にお菓子でも
買っていこーかなー」
じゃあこれはどう?
あ、こっちもいーかも!
あ、こっちもいーかも!
二人で楽しくマモルさんと見て回ったけど、
「うわー2,000円かー」
「これでも1,500円もするのかー」
結局マモルさんは
「今、給料前でキツいんだよねー」
と言って何も購入しませんでした。
45歳公務員、年収750万。
アパートで一人暮らし。
通勤はチャリ。
家族なし。
夕飯は毎晩ビールとつまみ。らしい
アパートで一人暮らし。
通勤はチャリ。
家族なし。
夕飯は毎晩ビールとつまみ。らしい
よく分からないけど、
お給料前って1,500円のお菓子も買えないほどキツいのかな?
お給料前って1,500円のお菓子も買えないほどキツいのかな?
そのあとマモルさんは
「だったら酒でも買ったほうがいーや」
と言いました。
鬼に金棒、キチガイに給料日
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「何黙ってるんだ!何とか言え!」
一条から散々な言葉で責められる私ですが、全く言い返したりはしませんでした。
一条の本音を聞いてみたかった。
同じ言葉を繰り返し始めた一条を横目に、もういい頃だろうと、私はキッチンに置いていた包みに手を伸ばした。
取り出したリボンの付いた箱を、一条の目の前に置く。
「今日ね、最後の給料日だったの。」
「今までのお礼の気持ち、、私のお金で買いたかったから、、、いろいろ、ありがとう。」
一条は言葉を失っている。
驚き過ぎて口をパカッと開けていた。
まるで腹話術の人形のように、、
↑わざわざパンチパーマ を人形に貼り付けてみましたが、、、だいぶ可愛いな、、笑!
イメージ画像を貼り、イメージが遠のくパターン。
「開けてみてよ。」
一条は手を震わせ、無言でリボンを解き箱を開ける。
箱の中の服を見つめ、うずくまった、、、
うっ、、、ううっ、、、
震えながら一条が顔を上げる、、
泣いていた。
泣きじゃくると言った方がいい。
さっきまで顔に血管が浮き上がるほど怒り狂っていた男が、今度は顔を真っ赤にして泣いている、、、
情緒がヤバイ、、、
「嬉しい、、、ポン、、、
ごめん、、、俺の為に、、、うっ、、、
ポン、、、許してくれ、、、
ポン、、、」
またうずくまる。
「もう一つあるんだよ。」
とパジャマの箱を渡す。
一条の顔は真っ赤になっていた。涙が止まらない様子、、、
パジャマを箱から取り出し、さらに号泣、、、
ティッシュの箱を一条の元へ置く。
ブォーンと音を立てて鼻をかみ、
「ポン、俺を殴ってくれ」
↑いや、つねらせてくれ。
私は笑って
「いいよ、大丈夫。誤解解けたし、、」
「ポン、心配なんだよ。ポンが元旦那の元に戻ってしまうんじゃないかって。
すまない、、、うっ、、、うう、、、」
「そうなの?何でたろ、、連絡なんて、しないし、来ないし、、戻る意味も無いし、、うーん、、、不思議だね。」
「ポンがね、、寂しそうな顔をする時があって、、、元旦那を思ってるんじゃ無いかなぁと思うと、腹が立って、、、」
「、、、なるほどね。、、でも勘違いだね」
「ポン!、ポンの為なら何でもする!俺の離婚が成立したら直ぐに結婚してくれ。約束してくれ!」
私は「そうなれば良いね」と、どちらとも捉えられる曖昧な答えでその場を逃れた。
私が一条へ言い返したりしなかったのは、優しさなんかじゃなかった。
プレゼントを渡せば誤解が解けることは分かっていた。
その上で、最も効果的なやり方を選んでいた。
散々責めさせてから、何も言わずにプレゼントを渡す。
罪悪感でいっぱいになればいいと思った。
自分はちっぽけなヤツだと自己嫌悪に陥ればいい、、、。
私は優しくなんかなかった。
無言の攻撃だった。
お互いに、お互いを信じてはいなかった。
私はこの時、一条とは無理だと感じていました。
そして、今後の展開を考え、それだけで疲れてしまうのでした。
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