Rock 転んでも泣かない

イギリスの雑誌 Rock Sound の最新号 Issue 244 が、”THE FIRST…(最初の〜)”と題した２ページの記事で、ONE OK Rock Takaの写真と、Takaの最初の体験に関する Q&Aの記事を、それぞれ１ページずつ掲載しています。

以下の Rock Sound 公式アカウントの Twitterで触れられている記事です。

Taka from One OK Rock talks through the first show he ever went to, the first album he ever fell in love with and m… https://t.co/HM7LF3uR3v

今回は、この記事のうち、Takaへの Q&Aの部分の要約をご紹介します。(Q&A以外の文章は、ほんの数行です)

なお、この Rock Sound の最新号は、専用の公式アプリ経由で電子書籍として購入可能ですが、この公式アプリから好きなページをTwitterやFacebookに文字を十分に判別可能な解像度で丸ごと投稿できる機能がなくなってしまいましたので、今回も従来のような記事の全訳ではなく、要約を掲載させていただきます。

以下、Takaへの Q&A部分の要約です。

(最初に大好きになったアルバムは？)

実は、これはまだ僕の今までの人生でのお気に入りのアルバムの一つなんですが、Linkin Park の “Meteora” です。最初に聴いた時から、とても感動しました。彼らは今でも僕の大好きなバンドですし、僕が音楽を始めたきっかけは、彼らによるところが大きいです。

(ファンとして観に行った初めてのライブは？)

父のコンサートのうちの一つだったんじゃないかと思います。父は、日本の有名な演歌歌手ですから。僕は、多分、まだ４〜５歳でしたが、まだ本当に幼かった頃に多くのコンサートへ行きました。ですから、音楽はいつも、僕にとって、自分の人生の中の一部として普通に存在していました(訳者註：ここの部分の台詞が、雑誌の84ページに大文字で抜粋されている)。特に、僕の両親は、二人とも歌手でしたから。面白いですよね、僕はそれが(普通の人は経験できない)面白い経験なのかどうか、本当に知らなかったんですから。でも、振り返ってみると、僕はいつもこの頃のことを思い出すんです。

(初めて使った音楽用の機器は？)

マイクだったんじゃないかと思います。僕が６歳かそこらだった頃、僕は自分の部屋で父の歌のうちの一つか何かを歌っていたんですが、それを聴いた父が部屋に入ってきて、僕が歌い方を直すのを助けてくれたんです！ 僕が正しく歌えるようになったのは、13歳ぐらいになった頃でした。日本には、カラオケという大きな文化がありますから、僕が歌を練習する過程では、おそらくカラオケのようなものも使ったのではないかと思います。

(ONE OK Rock としての初めてのツアーは？)

僕たちの日本での最初のツアーは2007年で、その時はたった３本のワンマンライブでした。会場は、東京と大阪と名古屋でした。僕は、その間ずっと、とても神経質になっていました。最初の公演が終わると、僕の声はすっかり枯れてしまっていました。僕はライブの間中ずっとエンジン全開で歌っていたので、ライブ後は完全に声が出なくなっていました。だから、当時は、(3本しか公演がないツアーでも)かなりハードでした！

(最初に行ったフェスは？)

僕が最初に行ったフェスは、僕が2006年に最初にパフォーマンスをしたフェスでもあります。それは、日本のフェスでしたが、東京の外で行われたものでした。僕はライブの前にふざけまわり過ぎていて、足の親指の爪をはがしてしまい、病院に行かなければなりませんでした。病院から(フェスの会場に)戻ってくるとすぐに、僕はとにかくライブをしましたが、(きちんとライブが出来るか)かなり心配でしたし、足の親指がずっと痛かったので、僕は歌っている間はほとんど(怪我をしていない方の)片足だけでジャンプしていました。それは、僕にとってかなり良い経験でした。それまでは、僕は片足だけで歌おうとしたことは一度もありませんでしたから。それは、”片足でのライブ” になりました。

(最初に作ったミュージックビデオは？)

僕たちは、日本でとても沢山のミュージックビデオを撮影したので、どれが最初のビデオだったのかは、正確にはよく分かりません。でも、僕たちが最初に海外で撮影したミュージックビデオが “Last Dance” だったのは、はっきりと覚えています。僕たちはそれをアメリカで制作しましたが、それは、(日本とは)全く異なるアプローチと方向性でした(訳者註：宇宙人が地球を襲ってくる内容のMVだしw)。

そのシステムは完全にアメリカ流でしたから、最初は不思議な感じがしましたが、全体的には、僕はそれを本当に楽しみました。

(最初に ONE OK Rock が海外で演奏したのは？)

2011年の韓国でのジサン・バレー・ロック・フェスティバル(Jisan Valley Rock Festival)でした。その後、僕たちが初めてアメリカで演奏したのは、LAでの Warped Tour 2014 でした。僕たちは、海外のフェスに参加するにあたって、何を期待すべきなのか、本当に分からなかったのですが、最終的には、僕らはそれを即座にやってのけることができました。幸いにも、それは成功裏に終わりました。

(最初に買ったロックバンドのライブ・グッズは？)

僕は普通はそういったものを買うことはないのですが、実はLAでわりと最近に The Struts のライブに行って、彼らのライブ・グッズをいくつか買いましたから、僕がライブ・グッズを買ったのはそれが初めてかもしれません！ そのライブは素晴らしかったです。Butch Walkerや、Red Hot Chili Peppers の(ドラマーの) Chad Smithが彼ら(The Struts)と一緒にステージに出てきて、彼らは観客の盛り上げ方を本当に知っていました。そのライブは、Sunset Boulevardのすぐ近くの本当に小さな有名な会場で行われたので、それがライブをさらに良いものにしていました。

(最初に他のアーティストの曲にゲストヴォーカルとして参加したのは？)

2013年に Simple Plan の “Summer Paradise” で歌った時だったと思います。

僕が何人ものアーティストたちとまともにコラボレーションをしたのは、それが初めてでしたから、レコーディングスタジオには行ったものの、当時はまだ英語�
��得意ではなかったので、自分がやりたかったことを正確には出来なかったことを覚えています。英語は苦手だったので、それ(レコーディング)に慣れるのには、少し時間がかかりました。でも結果として、その時の経験が、僕が ONE OK Rock でアメリカに進出することに決めた理由の一つになりました。

(最初に映画のサウンドトラックに提供した曲は？)

実写版の「るろうに剣心」の第１作目でした。これは、日本のアニメをベースにしていました。”The Beginning” が、その映画で使われた曲でした。実は、僕はこの映画の主演男優(佐藤健)と友達なので、僕たちは一緒にその映画を観に行きました。友達と一緒に仕事をするのは、いつも本当に素晴らしい経験ですし、その仕事を一段階上のレベルに上げることを可能にしてくれます。

以上です。

ニューアルバムのレコーディングについての話は、 で語られていたので、今回の記事中には含まれていませんでしたが、貴重な過去の裏話が書かれていましたね！