コレクションビミョーに非日常系学園ストーリー！

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なぜかコレクションがNYCで大ブーム

歩いて２０分の所、マレ地区にある国立ピカソ美術館。近いので何となくゆっくり準備して出かけたケイコさん。ちょっと曇り空なので雨が心配！初めて行く所なので、レピュブリック広場を過ぎてからGooglemapsを使います。順調に到着！ピカソ美術館チケット１２．５€。パンフは中国版です！日本語はありません。もちろん音声ガイドも日本語なし！現在は、日本のお客さんを逆転して、中国からのお客さんが多いのでしょう。

美術館に入ってすぐに「ゲルニカ」があります。ここでも、学校の先生らしき人が、子どもたちに熱く説明をしています。やはりヨーロッパは、すごいなと思います。美術の教育が熱心です。ちなみに、ＥＵ在住の２６歳未満の人は、フランスのすべての国立美術館が無料になるそうです。芸術教育に力を入れているのですね。いいですね。

ここに展示されている「ゲルニカ」は印刷したものでした。

本物は、スペインマドリッドソフィア王妃芸術センターにあります。

展示室は見やすく展示されています。混雑もなく、ゆっくり観られます。スケッチしている若者もいます。

そして、この美術館の一番の売りは（ピカソの作品はもちろんです）、美術館となった館、１７世紀の邸宅だったサレ館です。そして階段！素晴らしい！庭もバラが咲き乱れとてもきれいでした。裏の公園と一体になって美しさ倍増です。

ピカソの作品は、スペインでもたくさん観ましたが、ここには特に強烈な作品はなかったような気がします。デッサンの素晴らしいものがいくつもありました。ケイコさんの友人で絵を描いているリョウ子さんに見せたいなと思いました。

「泣く女」シリーズの１作品。この日、帰ってヤフージャパンニュースを見たらピカソの「泣く女」が競売で１０億円以上の値がついたとか。

　ケイコさんのお気に入りの作品はこの風景画でした。

やはり、美術館が近かったので時間がゆっくりあります。確か、この近くに別の美術館があったはずです。Googlemapsで探します。１０分くらい歩くと「カルナヴァレ美術館」へ着いたとiPhoneが教えてくれます。しかし、入口が分かりません。ぐるっと回ってみても見つかりません。もしかして、この工事中のこの場所？なにやら貼り紙がしてあります。読めない！でも、どうも「工事中」というお知らせの貼り紙のようです。パリに来て美術館巡りをするようになってこれで３ヵ所目です。パリは、工事中の美術館が結構多いのね！なんて思ってしまいます。仕方ないから諦めて次の美術館へ向かいます。

少し歩くと、「コニャック–ジェイ美術館」です。百貨店「サマリテーヌ」創業者夫妻が集めた１８世紀芸術のコレクションが建物とともに、そのままパリ市に寄贈されて美術館になったそうです。個人の邸宅と収集した作品が展示されています。それも無料で！ケイコさん、無料ということを知らないでお金を払おうとしたら「ノンノン！」だって。無料ですか！ありがとう。今日回った、これら３つの美術館は、邸宅だったものが美術館となっているのです。素晴らしい！日本からはるばるきたケイコさんにも観る機会をくれてありがとう！パリに来なければ観られない美術館です。

帰る途中雨が少し落ちてきました。ホントはサンドイッチを買って、ピカソ美術館の裏の公園で食べるつもりでしたが・・・。

帰りにスーパーマーケットへ寄り、食料を少しとろうそく１本
を買いました。今朝、チーズの容器で作ったろうそくの作り直しをするためです。昨日よりちょっとましなろうそくになりました。“べビーベル”というチーズの容器は蝋でできています。手でこねこねすると、手のぬくもりで油粘土みたいに柔らかくなります。それに芯（今回は、スーパーマーケットで買ったろうそくの芯を代用しました）を入れて、形を整えます。完成！ちゃんとろうそくは点きました。美術館とは関係のないことですが、こんなことをしてみたくなる日でした。

次回は、オルセー美術館です。　